最近、広告の仕事をしていて感じるのが、ユーザー、お客さんにとって、売り手の「人柄」が重要視されているということ。
既にモノがあふれている今、商品やサービスの品質は良くて当たり前。ずば抜けた画期的な商品以外は、同一に並んでいます。
スマホの浸透も手伝って、お客さんはいつでもどこでも商品を並べて比較することができてしまいます。
そんな中、お客さんは何を基準に消費行動の選択をするかといえば、販売者の「人柄」。どんな人が売り手なのかを決め手にする可能性は高いのです。
大企業のSNSも、「中の人」の人間味あふれる発信で人気を集めています。
SNSや定期的に発行する刊行物を使って自身の人柄を発信することは、好感度につながり、独自化につながるのです。
商品やサービスは画期的なものでない限り、オンリーワンの商品になることは難しいですが、自分は唯一無二の存在です。
〇〇さんから買いたい、〇〇さんのサービスを受けたいと思ってもらえるようにすること。
自分をブランディングすることは、これからのビジネスにおいて、ビジネスの規模の大小関係なく欠かせないテーマになります。
また、今はひとつの広告媒体だけでは、商品やサービスの購入まで至るのが難しい状況です。お客さんとの信頼関係を徐々に深めていく必要があります。
(1)自分ブランディング
(2)お客さんとの関係性を深める
この2つを同時に行えるのが、SNSでの公開型アプローチです。
完璧に商品を仕上げてから世の中にヒョイと発表するのではなく、その前段階もSNSを使って「過程」を公開していくのです。
目標や想い、メッセージなどを交えながら、商品やサービスを作っていく過程を発信。
あえて舞台裏を公開してみましょう。
ユーザーはその現場を知り→応援し→参加し→ファンになり、拡散してくれます。
その中でなら、失敗すらも応援の理由となります。
――人柄と想いを伝える。
それが、競合他社との違いとなり、お客さんとの強固な信頼関係を作り上げるのです。