ゆるキャラにもう一度命を。キャラクターの再生、リ・ブランディング。

地方再生・地域活性化

広告プランナー、集客と販売促進の企画制作プロデューサー兼アートディレクター。株式会社スタジオ・ディライト代表取締役。

全国各地の有名企業から小規模事業まで、500社を超えるクライアントのプロジェクトに参画。広告や店舗の企画制作プロデュースから、ワークショップなど集客に関わる企画で幅広く活動中。
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今、依頼を受けて、ある地方の「ゆるキャラ」の再生、リ・ブランディングのプロデュースに携わっています。

どの地方の何というキャラクターかは、プロデュースされていることをファンの方が知ったら興ざめになってしまうので明言を控えますが、春からプロジェクトの実施がスタート、順調に固定ファンを増やし、地道に活動を広げています。

今は下地作りの段階です。

プロジェクトチームの方々と詳細な設定を作り、細やかなやりとりをしながら、主にSNSを使って展開しているのですが、ビジュアルに強く、コンパクトなメッセージが伝えられるSNSと、ゆるキャラの親和性は非常に高いと感じています。

一時期、どこの地方団体も、こぞってゆるキャラを作ろう!といった、ムーブメントがありました。

予算をかけてオリジナルのゆるキャラがたくさん生み出され、ゆるキャラフェスティバルのようなイベントも全国各地で多数開催されました。まさにゆるキャラブームといった感がありましたが、ブームも次第に落ち着いてきました。

残念ながらブームの終焉と共に、消えそうになっているキャラクターも数多く存在します。

生き残ったキャラクターと、脱落しそうなキャラクターには、明らかな差があります。

それは、「世界観と個性が与えられたかどうか」の違いです。

キャラクターとは、見た目の可愛さや面白さだけでは維持できないのです。

ビジュアルの良さだけで息の長いキャラクターになるには、膨大な時間と膨大な露出が必要です。例えばキティちゃんのように。
(キティちゃんはゆるくないですけどね)

個性も、例えば枕のキャラクターが「そうだマクラ」「遊びに来てほしいマクラ」「ゆっくりやすむマクラ〜」などと語尾が変わった喋り方をするというだけでは個性とは言えないのです。
(※一例です。なるべく無さそうな例にしましたが、ゆるキャラ界は多種多様なので、もしいても本文とは無関係なのでご了承ください)

ブームが落ち着いてきた今こそ、そのキャラクターの存在する世界観を共有し、キャラクターの個性を知ってもらうことで、流行とは関係ないファン作りをすることが必要です。

お金をかけて生み出しただけでは、キャラクターは命を持ちません。

育ててこそ、そのキャラクターはイキイキと躍動し、ファンの方々と交流が持てるようになるのです。

ファンの方々と交流を持てるようになってはじめて、本来の目的であった「地域のPR」「商品のPR」が可能になるのです。

あなたが憂う、そのゆるキャラは「仏作って魂入れず」になっていませんか。

本来は、その地域の活性化やPRを担うべきキャラクターが、消えてしまうのは本当に惜しいことです。

もう消えそうなキャラクターと見えても、ブランディングの再設定次第で、まだまだ地元の人には愛され、他地方の人には発信できる力を秘めているのです。

ゆるキャラに世界観と個性を与えて、もう一度命を与え、愛されるキャラクターへと育て直していきましょう。

地道な発信から始めて基礎固め、ファンとの信頼関係づくりをしていくご提案をしています。

ご興味がありましたら、お問い合わせくださいませ。

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