販促物は「道具」であることを忘れずに。原稿を書くことが大事です。

セールスライティング

広告プランナー、集客と販売促進の企画制作プロデューサー兼アートディレクター。株式会社スタジオ・ディライト代表取締役。

全国各地の有名企業から小規模事業まで、500社を超えるクライアントのプロジェクトに参画。広告や店舗の企画制作プロデュースから、ワークショップなど集客に関わる企画で幅広く活動中。
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チラシ、パンフレット、ショップカード、ポスター、ウェブサイトなどの販促物……、

「こんな雰囲気のデザインで作ってよ」

と、ビジュアル重視、雰囲気重視で制作依頼していませんか?

よくあるシーンですが、これは大間違いです。
販促物は、見た目も大事ですが、本来の役割は、それを見た人にアクションを起こしてもらう「道具」です。

ビジュアルを軽んじるわけではなく、デザインは非常に重要ですが、それは一番最後。

最初にやるべきことは、どんな小さな販促物でも、必ず原稿を書くこと。
書く内容は、伝えるための要点。

以下のような内容です。

【伝えるための要点】

①作ろうと思っている販促物の目的
 →例)来店者数を増やす
    売り上げ数を増やす
②どんな人に
 →告知したい対象者の具体的な像
③誰が
 →情報発信者の身元の明示化
④何を伝えて
 →要件
  例)サマーセール開催します
    新商品出来ました!
⑤何を与えて
 →相手へのメリットの提示
⑥どんな感情を持ってもらって
 →どのように感情を揺さぶるのか
⑦どうアクションして欲しいのか
 →例)来店してほしい、購入してほしい

手書きでもテキスト入力でも構いませんが、まずは原稿を書きましょう。自分が言語化できないものは、イメージの段階でしかなく、制作業者さんにも意図が伝えられません。

この原稿を作るだけで、伝えるべきポイントがハッキリします。
要点が明確になれば、効果的な販促物が論理的に制作できるのです。

その原稿を元に、掴みになるキャッチコピーを考えたり、販促物に入れる文章を精査していきます。

ここまできて初めて、これらの要点を満たし、イメージに合ったデザイン、ビジュアルを探すことになります。

要点を欠いたデザインやビジュアルは、どんなにクールやスタイリッシュやキュートやポップでも、なんの意味も持ちません。

勘で感覚的に作っては、まぐれが起きない限り、反応率は下がります。
道具としての価値を持たない販促物が出来上がってしまいます。

まずは、原稿を書いて、要点を明確にしましょう。
そこから論理的に、販促物を構築していくのです。

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