私は広告ウーマンなので、「伝える」「伝え方」ということを、かれこれ20年ほど考え続けているのですが、
その経験から、伝えるために行う、非常に重要なプロセスがあると実感しています。
それは、「聞く」こと。
……なんだ、そんなことかと思うかもしれませんが、意外と出来ていない場合があるのです。
聞かなくても分かってるよ、と思っていても、聞いてみると予想外の意見があったりするのです。
「伝える」ためには、まず伝えたい層のニーズを知ることが大事です。 何が求められているのか、何を望んでいるのかを「聞く」ことから始まります。
相手の声を「聞かない」で、どんどん伝えても、それらは受け入れてもらえるかどうか分かりません。
ニーズがないところに、必要のない情報を一方的に届けても、受け入れてもらえず、意味のないアピールになってしまいます。
意味がないどころか、あなたの送る情報が相手にとって不要な場合、それが続くと、せっかくの情報発信が相手の迷惑になってしまいます。
でも、きちんとお客さんの声を聞くことで、伝える内容や、伝え方が変わり、集客・販売促進の効果も変わってきます。
レストランやショップ、サロンや教室の先生なら、接客のやり取りの中で、どんなことを求められているのか、きちんと聞いたり、
時にはアンケートを実施してお客さんの要望を把握したり、
BtoBの企業なら、クライアントの意向を汲み取るため、定期的にヒアリングする時間を設けたり……。
この「聞くという姿勢」が、伝わるメッセージを生み出すのです。
お客さんの声、きちんと聞いていますか?
伝えるのは、それから。