社会に流通する既成概念・先入観は、販売促進で大いに活用出来ます。既成概念や先入観をうまく使うことで、集客・販売促進の追い風にすることが可能です。
例えば……
このキャラクターはチックンとポヨヨンです。
ポヨヨンは何色でしょう?
……と質問されたら、多数の人はピンクだと考えます。
左右どちらがポヨヨンかを明示していなくても、右側がポヨヨンだと思う人が多いのです。
このように人には、なんとなく共有するイメージ=先入観&既成概念があります。
商品や店舗、販促物を作る時、世間の共有イメージに添った方向性で作成すれば、イメージの構築が容易になります。
全く新しい斬新なデザインやブランディングで、これまでにないイメージを浸透、定着させようとすると、莫大な費用、期間が必要になります。
ですが、「~~らしい」「~~っぽい」という人々の既成概念に基づいたものは、即座に安心感・納得感を提示できるのです。
人は新しいものに接した時、自分の持つイメージと一致すると安心し、納得します。
イメージと違う場合は、違和感を持ちます。違和感は深層心理で拒絶につながります。 大多数の人が持つイメージに反すると、集客・販売促進は効果薄になるのです。
つまりイメージと違わないこと、イメージと一致していれば、受け入れてもらいやすくなるのです。
むらさき色の牛乳のパッケージとか、
ショッキングピンクの暖簾のラーメン屋さんとか、
アバンギャルドなセラピーサロンとか。
病院みたいな内装のレストランとか。
あんまり買いたく、行きたくないですよね。
上の例は極端ですが、世間の人の持つイメージを損なわない集客・販売促進は、それだけで有利です。
それだけでなく、先入観の持つ既存のイメージを使って、老舗風、スタイリッシュ、親しみやすさ、安心感、くつろぎ、癒し、などなど、アピールすることも出来ます。
商品、店舗、販促物……。
お客さんが違和感を持たないか、既存のイメージに添っているか、今一度確認してみましょう。